経営改善シリーズ①資金繰り
こんばんは
日本橋人形町蛎殻町税理士の渡邊美弥子です。
2024年の初めに事業者様の成長に資する税理士であり続けることを掲げました。
ささやかながらブログからも事業者様の成長に資する情報発信をしていこうと思います。
今回は、会社の資金繰りについて、再確認していきたいと思います。
経営の命綱は資金繰りといっても過言ではありません。
資金ショートしてしまったら事業活動は継続困難になってしまいます。
売上や利益を増やすだけでは、資金繰りに困らない会社になれるとは限りません。
利益は資金のプラス(資金の入り口)になりますが、資金の使い途(資金の出口)の管理が上手くできていなければ資金繰りに困らない会社にはなれません。
利益の増加は、資金繰りにプラスに働きます。しかし、利益以上に物を買ったり、負債の返済などがあれば、資金は会社からどんどん抜けていきます。
水槽をイメージしてみると、水槽に水(お金)を入れても、その水槽に穴が空いていれば水は枯渇(資金繰りが苦しくなる)するということです。
資金繰りに困らないポイントは、当たり前のことですが、第一に利益を生み出すことです!
赤字会社であれば黒字化が目標です。
第二に資金の使い途をチェックすることです。利益に結び付かないような資産の購入や、利益で返済がまかなえないような借入金の増加を抑えることです。
借入金は返済期限までに、入れた水と利息を加えた水が抜けるような新しい水槽の穴が空けられるのです。借入金は確実に資金が会社から抜けていく水槽の穴なのです。
勿論、借入金を利用して会社の事業の大きな穴がふさがれれば望ましい借入金といえます。抜ける水よりも新たに入る水が多ければよいのです。
資金繰りは、お金という水が出入りする水槽の水量をきちんと管理することというイメージを持つとわかりやすいですよね。
次回は、水槽の水の流れをイメージしながら貸借対照表をみていこうと思います。
それでは、おやすみなさい。
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共に成長し続けましょう!
日本橋人形町蛎殻町税理士
渡辺美弥子
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