経営改善シリーズ⑥運転資本
こんにちは、猛暑日が続きますね。十分な睡眠と栄養補給で暑さに打勝ちましょうね😊
今回は、運転資本についてお話します。
運転資本とは、会社が日々事業活動をするために必要な資金をいいます。
(流動資産-流動負債)
運転資本=売上債権(売掛金等)+棚卸資産(在庫)-仕入債務(買掛金等)
営業活動で棚卸資産を購入し又は製造し、それらを売上げ、代金を回収するまで入金待ちとなるお金をいいます。要は、入金と出金のずれを補うための資金といえます。
会社は商品を仕入れ棚卸資産として保管します。仕入代金はその場で支払うのではなく、例えば1か月分まとめて請求され、支払うまでは仕入債務(買掛金等)として貸借対照表の流動負債に計上されます。
仕入れた商品を売上げると、すぐに入金されると限らず、例えば1か月分をまとめて得意先に請求するとします。入金までに更に1か月を要する場合、その売上債権(売掛金等)は、貸借対照表上の流動資産に計上されます。
売上債権が現預金として回収されると、回収された現預金が仕入債務の支払いに充てられます。
会社の運転資本と資金は、商品仕入➡仕入債務(同時に棚卸資産)➡商品売上➡売上債権➡現預金➡商品仕入➡仕入債務(棚卸資産)➡商品売上・・・・・
と循環し(営業循環活動)、この回転は会社の命が続く限り継続します。私たち人間の血液の循環と同じですね。
売上債権と棚卸資産は、いずれ現金預金の受入れとなり、仕入債務はいずれ現預金の払出しとなります。
上記の計算式「売上債権+棚卸資産-仕入債務」は、すぐに現預金にならないものの商売を続けていくのに必要な元手であり、要するに入金待ちのお金を運転資本といいます。
次回は、運転資本の管理についてお話しますね😊
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